6月の中旬、梅雨の晴れ間を見つけて八ヶ岳の赤岳へ登山へ行ってきました。
本当は北アルプスへ登山へ行く予定だったのですが、梅雨入りしたこともあり天気が微妙だったので、近場の八ヶ岳の赤岳へ日帰り弾丸で登山へ行ってきました。
赤岳
八ヶ岳の主峰で標高が2899mあります。
名前の通り、山肌が赤いのが特徴で、鋭くとてもかっこいい形をした山です。
八ヶ岳の中で標高が一番高い赤岳ですが、諏訪方面からだと阿弥陀岳に隠れてよく見えない山です。
ルート・登山口
今回は、赤岳へ登る王道ルートである美濃戸口から山頂を目指しました。
美濃戸口までの車道は未舗装でかなりの悪路です。行き違いも難しいのでお気をつけください。
車は赤岳山荘の駐車場に停めました。
一日1000円の駐車料金となっています。深夜に駐車場に着いたので、お金は帰りに払いました。
赤岳山荘に登山ポストもあります。
満点の星空
天気予報では午前中は晴れ、午後は曇りのち雨といった感じでした。
天候が崩れる前に、できるだけ早い時間帯に登ろうということで駐車場に着いたのが夜中の0時過ぎでした。
駐車場はすでに標高が1500m以上あります。雨上がりだったこともあり、星がめちゃくちゃきれいでした。
夜明けまで仮眠をとって、明るくなってから歩き始める予定だったのですが、
星を見てたら目がさえてしまって、とても寝れるような状態ではなくなってしまいました。
ということで、2時半頃出発して朝日を見るプランに急遽変更です。
夜中の樹林帯歩き
しばらくは真っ暗な樹林帯歩きです。
ロープや目印がありますが、真っ暗なので油断をするとコースをそれてしまいます。
沢の脇を歩いたり、何か所か崖になっている場所もあるので、注意して歩きました。
行者小屋へ
だいぶ明るくなってきた4時頃に行者小屋へ到着しました。
稜線の向こう側から朝日が昇ります。
この日の日の出は4時半頃だったので、残念ながらご来光には間に合いそうにありません。
6月は日の出がほんとに早い!
地蔵尾根ルートで山頂へ
行者小屋から赤岳山頂までは二つのルートがありますが、少しでも早く稜線に出たかったので地蔵尾根ルートで山頂を目指すことにしました。
ここからは標高がどんどん高くなり、危険なポイントも出てくるので慎重に登ります。
しばらくすると階段や鎖場も出てきて、どんどん標高を上げていきます。
落ちたらケガでは済まないような場所もあるので、慎重に登りました。
朝日が出てきて、阿弥陀岳の山頂が赤く染まっています。
もともと山肌が赤いので、朝日を浴びて燃えるような赤色になっています。
諏訪方面は雲海も出ていました。
地蔵の頭
行者小屋から30分ほどで、地蔵の頭へ到着しました。
諏訪方面は雲海が広がっていましたが、山梨や佐久方面はとても天気が良く、富士山や浅間山もよく見えました。
山頂へ
稜線を歩いて、赤岳山頂を目指します。
目指す赤岳が間近に見えていて、テンションが上がります。
赤岳かっこよすぎです!
地蔵の頭からは30分ほど稜線を歩くと、山頂へたどり着きます。
稜線歩きはスリルがあって景色もいいのでテンションが上がります。
赤い岩肌と、緑の草のコントラストがいい感じです。
さすがに標高が2800mを超えてくるので、息苦しさを感じるようになります。
途中、赤岳展望荘を経由します。
風力発電と赤岳が絵になります。
山頂直下は傾斜もきつく、息が上がります。
赤岳山頂
3時間半ほどで山頂へ到着しました。
早朝とあって、山頂は貸し切りでした。
山頂には山小屋があり、ベンチなどもあるので休憩するには十分なスペースがあります。
山頂でカップラーメンを食べていたら、雲がどんどん湧いてきました。
天気予報通り午後は崩れそうな感じなので、食べ終わったらすぐに下山しました。
下山
ほとんど寝ずに出発したので、山頂までは元気だったのですが、下山中はだいぶ疲労が来てしまいました。
ペースが速すぎたのも反省です。
しんどくて下山中はほぼ無言でした笑
山登りって、前日に十分睡眠をとることができないことが多いのですよね。
できるだけ、コンディションを整えて登るように今後は気を付けたいと思います。
まとめ
6月ですが残雪はなく、完全な夏山でした。
赤岳は日帰りでも十分に登れて、絶景を楽しむことができる素晴らしい山です。
もちろん危険個所もあり、毎年遭難や死亡事故も起きている山ですので、緊張感をもって登る必要があります。
今回は赤岳だけでしたが、次回は付近の山とセットで挑戦してみたいと思います。