4月の最終土曜日、八ヶ岳の天狗岳へ登山へ行ってきました。
本当は硫黄岳に行く予定だったのですが、道を一本間違えて天狗岳の登山口へ行ってしまったので、そのまま天狗岳へ登ることに(笑)
トラブルやアクシデント発生時は、素早く切り替えることも大事です・・・
天狗岳
八ヶ岳のちょうど真ん中あたりにある、西天狗と東天狗という二つの山頂を持つ山です。
山域は北八ヶ岳に属し、標高は2646mです。(西天狗)
登山口・駐車場
当初、硫黄岳に登る予定だったため桜平駐車場を目指していたのですが、
途中の分岐を間違えてしまい唐沢鉱泉に到着してしまいました。
到着するまで気づかないという、なかなかな失態をおかしてしまいました。
ちなみに唐沢鉱泉までの道は未舗装ですので、車高の低い車はお気を付けください。
土曜日ということもあり、駐車場には多くの車が停まっていました。
八ヶ岳は年中を通して人が多いですね。
唐沢鉱泉は、冬季休業中でした。
建物の入り口に登山ポストもあります。
今回の行程は、唐沢鉱泉→西天狗→東天狗→黒百合ヒュッテ→唐沢鉱泉という周回コースです。
もちろんこの逆回りをすることもできます。
樹林帯歩き
赤く色づいた川に架かる橋を渡って登山スタートです。
やはり鉱泉が湧き出ているため、こんな色になるのでしょうか
序盤はひたすら樹林帯歩きです。
北八ヶ岳特有の、苔むした幻想的な雰囲気を楽しみながら歩みを進めます。
危険個所や急登はありません。ひたすらなだらかな登りが続き、少しづつ高度を上げていきます。
割とすぐに雪も出てきて、チェーンスパイクを装着します。
雪と岩が交互に現れ、なかなか歩きづらいコンディションでした。
こういった道は、アイゼンよりもチェーンスパイクが活躍します。
この日は気温が高く、汗びっしょりで登りました。
風が強いことも予想してかなり防寒対策もしてきたのですが、その心配は杞憂に終わり、Tシャツ一枚で十分な気温でした。
展望台へ
樹林帯を抜けると、展望が開けたポイントが出てきます。
南八ヶ岳がきれいに見えるポイントです。
この時点で汗びっしょりでした。
第一展望台、第二展望台を通過していきます。
西天狗岳へ
長い樹林帯歩きが終わり、西天狗岳の山頂が間近に見えてきました。
ここからこの岩場をよじ登って、山頂を目指します。
道しるべを頼りに登っていきます。
スタートから1時半ほどで、西天狗岳山頂へ到着しました。
こちらの山頂、とても広いのでたくさんの人が休憩していました。
私たちもここでいったんお昼休憩をしました。
山頂からは、南八ヶ岳がきれいに見えます。
ここから見る南八ヶ岳の山々はとてもかっこいいです。
今から向かう東天狗岳もよく見えます。
あちらの山頂にもたくさんの人がいるようです。
東天狗岳へ
西天狗岳の山頂から東天狗岳の山頂へ、稜線を歩いて目指します。
今回のルートの核心部と言えるでしょうか。
なかなか傾斜のある場所を下っていくのですが、雪も残っており少し怖かったです。
夏ならどうってことはない道でも、雪があると格段に危険度が増します。
下りきったところで、今度は東天狗岳の山頂を目指して登り返します。
この稜線、とてもきれいで歩いていて気持ちが良かったです。
西天狗岳から20分ほどで東天狗岳山頂へ到着しました。
こちらの山頂は狭いですが、たくさんの人が記念撮影していました。
振り返ると、先ほどまでいた西天狗岳が。
稜線がきれいだ。
すりばち池・黒百合ヒュッテ を経由し下山
岩々な登山道を歩いて下山していきます。
溶岩が果てしなく広がっていて、かつて火山だったことを感じさせる景観です。
途中、すりばち池を通過します。
先ほど登った天狗岳もよく見えるポイントです。
もう少し天気が良ければ、映える写真が撮れたと思います。
しばらくすると通年営業の黒百合ヒュッテがあります。
私たちは中には入りませんでしたが、たくさんの方が休憩しておられました。
黒百合ヒュッテを過ぎると再び樹林帯歩きになります。
出発した唐沢鉱泉に戻ってきました。
最後に鉱泉の湧き出るポイントがあります。
ブルーでめちゃくちゃきれいです
まとめ
数年前に、夏の時期にも同じルートで登ったことがあるのですが、今回のほうがかなり疲れました。
雪の影響か、体力が落ちたのか分かりませんが。。
樹林帯歩き~稜線歩き~岩々ゾーンなど、数時間で様々な山歩きを楽しむことができる山でした。
冬季は、格段に難易度が高くなると思いますが、夏山なら初心者にはうってつけの山だと思います。
南八ヶ岳が良く見えるのも、いいですしね。
最後はカモシカがお見送りしてくれました。
一瞬クマかと思ってかなりビビりましたよ…