ずくだしんしゅう

信州、諏訪地方在住の28歳サラリーマン。 趣味はマラソンでサブ3を目標にしています。

【八ヶ岳】残雪の天狗岳を縦走【4月】

4月の最終土曜日、八ヶ岳の天狗岳へ登山へ行ってきました。

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天狗岳へ

本当は硫黄岳に行く予定だったのですが、道を一本間違えて天狗岳の登山口へ行ってしまったので、そのまま天狗岳へ登ることに(笑)

トラブルやアクシデント発生時は、素早く切り替えることも大事です・・・

天狗岳

八ヶ岳のちょうど真ん中あたりにある、西天狗と東天狗という二つの山頂を持つ山です。

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左側が西天狗、右が東天狗 (画像は夏に撮影したもの)

山域は北八ヶ岳に属し、標高は2646mです。(西天狗)

登山口・駐車場

当初、硫黄岳に登る予定だったため桜平駐車場を目指していたのですが、

途中の分岐を間違えてしまい唐沢鉱泉に到着してしまいました。

到着するまで気づかないという、なかなかな失態をおかしてしまいました。

ちなみに唐沢鉱泉までの道は未舗装ですので、車高の低い車はお気を付けください。

土曜日ということもあり、駐車場には多くの車が停まっていました。

八ヶ岳は年中を通して人が多いですね。

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無料駐車場

唐沢鉱泉は、冬季休業中でした。

建物の入り口に登山ポストもあります。

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唐沢鉱泉

今回の行程は、唐沢鉱泉西天狗東天狗黒百合ヒュッテ唐沢鉱泉という周回コースです。

もちろんこの逆回りをすることもできます。

 樹林帯歩き

赤く色づいた川に架かる橋を渡って登山スタートです。

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登山口に架かる橋

やはり鉱泉が湧き出ているため、こんな色になるのでしょうか

序盤はひたすら樹林帯歩きです。

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幻想的な雰囲気

北八ヶ岳特有の、苔むした幻想的な雰囲気を楽しみながら歩みを進めます。

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登山道

危険個所や急登はありません。ひたすらなだらかな登りが続き、少しづつ高度を上げていきます。

割とすぐに雪も出てきて、チェーンスパイクを装着します。

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チェーンスパイク装着

雪と岩が交互に現れ、なかなか歩きづらいコンディションでした。

こういった道は、アイゼンよりもチェーンスパイクが活躍します。

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雪と岩のミックス

この日は気温が高く、汗びっしょりで登りました。

風が強いことも予想してかなり防寒対策もしてきたのですが、その心配は杞憂に終わり、Tシャツ一枚で十分な気温でした。

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早々にウエアを脱ぐ

展望台へ

樹林帯を抜けると、展望が開けたポイントが出てきます。

南八ヶ岳がきれいに見えるポイントです。

この時点で汗びっしょりでした。

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展望台から、南八ヶ岳を眺める

第一展望台、第二展望台を通過していきます。

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天狗岳登山道 展望台

西天狗岳へ

長い樹林帯歩きが終わり、西天狗岳の山頂が間近に見えてきました。

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樹林帯歩きが疲れる

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西天狗岳

ここからこの岩場をよじ登って、山頂を目指します。

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山頂直下の岩場

 道しるべを頼りに登っていきます。

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山頂直下の岩場

スタートから1時半ほどで、西天狗岳山頂へ到着しました。

こちらの山頂、とても広いのでたくさんの人が休憩していました。

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西天狗岳山頂

私たちもここでいったんお昼休憩をしました。

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西天狗岳山頂で休憩

山頂からは、南八ヶ岳がきれいに見えます。

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山頂から見える南八ヶ岳

ここから見る南八ヶ岳の山々はとてもかっこいいです。

今から向かう東天狗岳もよく見えます。

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東天狗岳方面

あちらの山頂にもたくさんの人がいるようです。

東天狗岳へ

西天狗岳の山頂から東天狗岳の山頂へ、稜線を歩いて目指します。

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稜線歩き

今回のルートの核心部と言えるでしょうか。

なかなか傾斜のある場所を下っていくのですが、雪も残っており少し怖かったです。

夏ならどうってことはない道でも、雪があると格段に危険度が増します。

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登り返し

下りきったところで、今度は東天狗岳の山頂を目指して登り返します。

この稜線、とてもきれいで歩いていて気持ちが良かったです。

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東天狗岳を目の前に

西天狗岳から20分ほどで東天狗岳山頂へ到着しました。

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東天狗岳山頂

こちらの山頂は狭いですが、たくさんの人が記念撮影していました。

振り返ると、先ほどまでいた西天狗岳が。

稜線がきれいだ。

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西天狗岳を振り返る

すりばち池・黒百合ヒュッテ を経由し下山

岩々な登山道を歩いて下山していきます。

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下山ルート

溶岩が果てしなく広がっていて、かつて火山だったことを感じさせる景観です。

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巨大な岩ゾーン

途中、すりばち池を通過します。

先ほど登った天狗岳もよく見えるポイントです。

もう少し天気が良ければ、映える写真が撮れたと思います。

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すりばち池と天狗岳

しばらくすると通年営業の黒百合ヒュッテがあります。

私たちは中には入りませんでしたが、たくさんの方が休憩しておられました。

黒百合ヒュッテを過ぎると再び樹林帯歩きになります。

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樹林帯

 出発した唐沢鉱泉に戻ってきました。

最後に鉱泉の湧き出るポイントがあります。

ブルーでめちゃくちゃきれいです

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鉱泉

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鉱泉

まとめ

数年前に、夏の時期にも同じルートで登ったことがあるのですが、今回のほうがかなり疲れました。

雪の影響か、体力が落ちたのか分かりませんが。。

 

樹林帯歩き~稜線歩き~岩々ゾーンなど、数時間で様々な山歩きを楽しむことができる山でした。

冬季は、格段に難易度が高くなると思いますが、夏山なら初心者にはうってつけの山だと思います。

南八ヶ岳が良く見えるのも、いいですしね。

 

最後はカモシカがお見送りしてくれました。

一瞬クマかと思ってかなりビビりましたよ…

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クマ・・・?

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カモシカでした