2021年10月2日、台風一過のこの日、北アルプスにある焼岳に登山へ行ってきました。
前日までは台風の影響がありましたが、この日は風もほとんどない穏やかな登山日和でした。
初めての山ですが、山頂から見下ろす上高地の景色と、穂高岳の眺めを楽しみに登りました。
紅葉も始まっており、色づいた山の景色も楽しんできました。
焼岳
北アルプス南部にある標高2455m(南峰)の現在でも噴気を上げる活火山です。
百名山にも選ばれています。
南峰は立ち入りできず、2393mの北峰が今回目指す山頂となります。
比較的短時間で登ることができ、北アルプス入門の山とも言われていますが、滑落や落石などのリスクのある山です。
活火山のため、噴火警戒レベルを事前にチェックしましょう。
ルート・駐車場
焼岳は上高地から登るルートと、旧安房峠から登る新中の湯コースがありますが、
今回は、新中の湯コースをピストンで登ってきました。
駐車場は10台ほどしか止められないので、土日などは路駐になることが多いと思います。
私たちはゆっくりスタートで9時頃に登山口へ着いたので、登山口付近は大量の車が並んでいました。
たまたま駐車場に空きがあったので、路駐せずに済みました。
登山口のある、旧安房峠は舗装はされていますが、少し荒れている場所もありました。
そして登山口の駐車場はかなり凹凸があるので、車高が低い車は路駐した方が安心だと思います。
スタート
9時半ころ歩き始めました。
序盤は、樹林帯をひたすら歩きます。
今回は岐阜住みの友人と登ったのですが、歩き始めてすぐに空気がきれいでやばいと感動していました。
樹林帯は地味に登りがしんどくて、汗をびっしょりかきながら登りました。
写真はほとんど撮らずでした。
焼岳見えた
1時間ほど樹林帯を歩くと、広場のような場所に出て視界が開けます。
この場所は焼岳を眺めることができ、ベンチなどもあるので多くの方が休憩していました。
ここから先は、急な登りになり岩もゴロゴロしているので、ヘルメットを装着して登りました。
山頂を目指して
噴煙を上げる山頂付近を目指して、ガンガン標高を上げていきます。
紅葉も始まっており、緑と黄と赤のコントラストがめちゃくちゃきれいでした。
時折、穂高連峰もの姿も見ることができ、山頂からの景色に期待が膨らみます。
そこまで危ない場所もなく、歩きやすい登山道でした。
岩山と草木が混ざった感じがかっこいいです。
紅葉も始まっていますが、まだまだ緑も元気です。
鮮やかな自然の緑色を見ていると、日ごろの目の疲れが癒えます。
別世界へ
森林限界を超えると背の高い草木はほとんどなくなり、岩山の雰囲気に変わります。
沢山の岩が転がっていて、上から岩が転がってくるんじゃないかという恐怖感があります。
また、浮石が多いので慎重に歩く必要があります。
下からも見えていた、噴煙がもうすぐ目の前まで近づいてきました。
硫黄の匂いも漂ってきます。
稜線まで登りきると、火口を見下ろすことができます。
山頂直下の登山道は急登で、足場の岩も不安定なのでゆっくり慎重に登りました。
山頂へ
2時間ほどで、焼岳北峰に登頂することができました。
山頂には沢山の人がいましたが、それなりに広いのでゆっくり休憩することができました。
上高地とそこを流れる梓川を見下ろすことができます。
残念ながら、正面の穂高連峰は雲の中でしたが、それでも圧巻の景色です。
大学の研究か何かで、地殻調査をしていました。
この日は大学生の団体さんも登っていたので、山頂は本当にたくさんの人でにぎやかでした。
気温もちょうどよく、ご飯を食べたりしながら2時間ほど山頂で過ごしました。
まとめ
2時間ほどで山頂に立つことができ、北アルプスの絶景を眺めることができる最高の山です。
初心者向けの山とよく紹介されていますが、足場が不安定だったり滑落の危険などもあるので、しっかりとした装備と準備をして登ることをお勧めします。
山頂まではトイレがなかった気がするので、そこも注意が必要です。
近くには温泉地もあるので、下山後は温泉に入るのもおすすめです。
北アルプスの山々を見て、また登ってみたい山が増えました。
登りたいリストがどんどん増えているので、チャンスがあればガンガン登りに行きたいと思います。