アウトドアの定番ナイフ、オピネルナイフを防水仕様にカスタムしてみました。
ウレタン樹脂で塗装を行い、鏡面に仕上げました。
分解
まずは、オペネルナイフを分解します。
シンプルな構造でできていて、部品も少ないのがオピネルナイフの特徴です。
まずはこの部品を外します
続いて、刃を固定している細長い部品を外します。
これを外すのが一番大変で、反対側からドライバーとトンカチを使って、力ずくで外します。
下手したら壊れると思います。
なので力ずくですが、慎重に行います。
これが取れたら、あとは簡単に外せます。
全ての部品がばらばらになりました。
全部で5個の部品でできていたことが分かります。
やすりがけと木彫オイル
オピネルナイフにオイルを塗りこんで、水に強い状態にします。
オイルがよりしみこみやすくするために、全体を400番くらいの紙やすりでやすりがけします。
OPINELのの刻印を消したくない場合は、刻印部分を保護して残します。
私は全面やすりがけしたので、刻印も削り落としました。
やすりがけができたら、たっぷり木彫オイルを塗りこみます。
オイルを塗った後は、一週間ほど乾かしました。
ひと工夫でビンテージ風に
このままだと、個性のないオピネルナイフになってしまいます。
せっかくなので、火であぶってビンテージ感を出すことにしました。
一気に使い込んだ、味のあるオピネルナイフになりました。
オピネルナイフを使っている人はたくさんいますが、この時点でもう誰とも被らないデザインに変わっています。
塗装
次にウレタン樹脂塗料で塗装を行います。
ウレタン樹脂塗料は、傷に強く水ににも強いので、オピネルナイフのようなアウトドアナイフにはうってつけの塗料です。
10回ほどムラがなくなるまで繰り返し塗っていきます。
5回目の塗装後に一回800番のサンドペーパーで水研ぎし、出来るだけフラットな状態にします。
この工程が一番面倒で、難しい作業でした。
仕上げ~完成
塗装がうまく出来たら、1000番ほどのサンドペーパーで水研ぎをします。
あとはカーショップに売っているようなコンパウンドで磨いていきます。
少し粗めのコンパウンドで磨き、光沢が出てきたところで、鏡面仕上げのコンパウンドで磨きました。
これでピカピカに仕上がりました。
まとめ
たくさんの方に愛用されているオピネルナイフですが、ひと手間加えることで世界に一つだけのオピネルナイフが出来上がりました。
自分で加工するとめちゃくちゃ愛着がわきます。
オイルをたっぷりしみこませ、ウレタン塗料で塗装したことにより、水に強く耐久性の強いナイフになりました。
これで山でもキャンプでもガシガシ使えます。
初めてオピネルナイフの加工を行いましたが、思ったよりも簡単に出来て、満足のいく仕上がりになりました。
シンプルな構造で頑丈なナイフなので、とても加工しやすかったです。
また、オピネルナイフは比較的安価なナイフでもあるので、最悪失敗してしまってもそこまでダメージはありません。
なので思いっきりカスタムを楽しむことができると思います。